兵庫県(Hyogo Pref.)


熊野神社 毛利重能顕彰碑(The Cenotaph of Shigeyoshi Mohri at Kumano Shrine)

DATA
西宮市熊野町 熊野神社
昭和47年(1972)10月10日 毛利重能顕彰碑建立実施委員会 奉納
毛利重能は安土・桃山時代の末期から江戸時代の初期にかけて,わが国の「数学」の興隆に力をつくした人である.
重能が元和8年(1622)に書いた「割算書」は著作者及び著作年が判っている現存最古の数学書である.
「割算書」の跋文に「摂津国武庫郡瓦林之住人」とあることからこの地に顕彰碑を建立した.
晩年は京都に住み,「割算之天下一」と号した.
門人に,「塵劫記」を書いた吉田光由,「豎亥録」を書いた今村知商そして高原吉種がいる.
なお,傍に重能を祀る算学神社がある

参考文献著者出版社  
毛利重能顕彰碑建立記録建立実施委員会編非売品昭和48年