電子復刻


括要算法(関孝和)

括要算法4巻は関の没後,正徳2年(1712)に,高弟荒木村英が弟子大高由昌に命じて孝和の遺編を刊行したものである.
そのうち,角法,諸約術は別に天和3年(1683)の稿本が存在する.
括要算法に見られる関孝和の業績は,招差法,垜術,約術,剰一術,翦管術,角術および円理である.
特に,垜方では
sp =1p+2p+・・・・+np
の値を求める一般公式においていわゆる Bernoulli 数を発見したことは注目に値する.
Jacob Bernoulli の Ars Conjectandi への発表が 1713 年であったことから, 関-Bernoulli 数と呼べるものである.
和算の館蔵



  1. 括要算法元巻(32MB)
  2. 括要算法享巻(19MB)
  3. 括要算法利巻(30MB)
  4. 括要算法貞巻(38MB)

Home Archive