最上流算法免許状( A certificate for mathematician)


文化12年(1815)8月 会田算左衛門安明 発行

DATA
会田算左衛門安明から町田源左衛門正記への免許状
会田安明による直伝免許状としては貴重なものである.
免許が与えられた内容には天元術や冪式演段などが見え,さらに天生法六百餘卷とあるので上級の免許状である
町田源左衛門正記(1785〜1857)
文化11年伊能測量隊の松代藩通過をきっかけに江戸で会田安明に最上流和算を学ぶ.
海沼義武と共に『増補当世塵劫記』(文化14年)の校訂者としてもその名が知られている.
松代藩内を中心とした信州宮城流・最上流和算の重鎮として活躍
小林博隆蔵



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