大阪府(Osaka Pref.)


船場三社算額顕彰碑

DATA
大阪市中央区博労町 難波神社
大阪市中央区久太郎町 座摩神社
大阪市中央区淡路町 御霊神社
平成30年(2018)10月 順天学園理事長 渡辺孝蔵 奉納
顕彰碑文
江戸時代の私塾は、日本各地の社寺仏閣に数多くの「算額」を奉納した。
「算額」とは、数学の問題が解けたことを神仏に感謝し、勉学に励むことを祈念して掲げたものである。
ここに掲げられた問題を解くことが庶民の間でも楽しまれ、当時の習慣となっていた。
船場三社(御霊神社・坐摩神社・難波神社)にも「算額」が数多く奉納されていたが、消失し現在は残っていない。
「算額」による和算の普及が、幕末・維新の近代日本を支え、現在の発展に大きく貢献した事は周知の事実である。
その歴史的な教育活動の一端を末永く記憶に留めるとともに、先人の功績を讃えたい。
船場が創立地である和算塾のうち唯一現存している順天学園(東京都北区王子本町)が,
創立百八十周年記念事業の一環として、ここに「算額顕彰碑」を奉納する。