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算法点竄指南(大原利明)文化7年(1810)


本書の表題に,「大原金杉両先生閲」とあり,各巻の初めに「東都 大原勝右衛門利明閲 大原金杉門人編」とある.
また,上巻には,その門人36名の氏名が記されている.
金杉清常は清三郎と称す.田中一智の門人で,関流五伝と称す.天保四年八十一歳とある.
大原利明(?〜1825)は勝右衛門と称す.初め彦兵衛理正という.武州足立郡梅田村に住す.因って梅田と号す。数学を関流金杉清常,および
神谷定令に従って学び,後ち本多利明の門に入り,後ちまた最上流会田安明に従い,会田算右衛門利明と名乗る.晩に再び,本多利明の門に復す.
享和2年に芝愛宕山に掲げた算額の問題は大原の定理として有名である.





中村信弥所蔵版
  1. 算法点竄指南巻之一(27.3MB)
  2. 算法点竄指南巻之二(21.1MB)
  3. 算法点竄指南巻之三(28.0MB)
和算の館蔵版
  1. 算法点竄指南巻之一(22MB)
  2. 算法点竄指南巻之二(18MB)
  3. 算法点竄指南巻之三(23MB)

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